Yukikoのブログ

新潟市プライベート専門ピラティスStudio Fuu Yukikoのピラティスや日常のこと。プロフィール→http://yukiko-pilates.hatenablog.com/entry/2015/05/13/プロフィール

骨粗しょう症予防のためのエクササイズ

最近は妊娠期よりも更年期にアンテナが立っているYukikoです。

先日Fascial Approach Seminarの大橋さんのセミナーを受け、その中から骨粗しょう症予防のためのエクササイズとして紹介されていたものを個人的にまとめます。

 

 

更年期、そして閉経を迎えると、欧米の女性の約30%が骨粗しょう症になると言われています。

さらにその40%が生涯で何らかの骨粗しょう症性骨折を起こすと言われており、骨密度の維持は多くの女性にとって他人事ではありません。

 

骨粗しょう症性骨折のリスク因子は、骨密度の低下だけでなく、そもそもの骨量、サルコペニア、筋肉量、小脳機能・前庭機能・固有受容感覚の低下による転倒リスクの増大などが挙げられます。

 

低負荷の運動は骨量の減少予防にはならない

ウォーキングや、サイクリング、水泳のような低負荷または非負荷の有酸素運動は、閉経後女性の加齢に伴う骨量減少を予防する効果はほとんどない

(Greenway K. G. et al, 2012, Ma D. et al, 2013)

→骨は衝撃が加わることで破壊と再生を繰り返し新しく生まれ変わっています。散歩やサイクリングや水泳ではより多くの重力がかからないため、骨粗しょう症予防のエクササイズとしては推奨されません。

論文を読むと、6ヶ月以上の長期間に渡るウォーキングでは大腿骨頭の骨密度にはポジティブな影響があるかもしれない、と書かれていました。

 

早歩き・ジョギング・階段昇降など

最大酸素摂取量(VO2max)の75%以上の強度で早歩きをする、加重ベストを着用して歩く、ジョギング・階段昇降・ステップ等他の運動と組み合わせて歩く等の運動は骨量減少を予防できる

(Heinonen A. et al,1998, Chien M. Y. et al, 2000)

→最大酸素摂取量75%以上だと、会話ができないくらい、という強度です。早歩きにしてはだいぶ大変ですね…

 

レジスタンストレーニング

レジスタンストレーニングは、筋肉への張力刺激や、骨格が高負荷を支えるための重力の影響(床反力)によって骨に様々な負荷をかける事ができるため、閉経後女性の骨密度を増加及び維持するための効果的な戦略として推奨されている(Zhao R. et al, 2015, Martyn- St James M. et al, 2006)

レジスタンストレーニングとは、ダンベルやチューブなどを用いて筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行うものです。

天気を選ばず、屋内でできるのもレジスタンストレーニングの良いポイント。

 

レジスタンストレーニングの量

高齢女性の骨密度を維持または改善するためのレジスタンス・トレーニングプログラムは、中強度~高強度の負荷(最大筋力の70~85%で8~12回の反復を2~3セット)で、週に2~3回行う

Beck B.R. et al, 2017, Taaffe D.R. et al, 2013)

→これまた結構大変な課題感です。

最大筋力の70~85%を8~12回×2.3セット、と言えば、数日後に筋肉痛であえぐレベル…

 

そんなのできないよ…

いきなり話もできないくらいの速さで早歩きしたり、筋肉痛であえぐようなトレーニングを週に2.3回ずっと続けるなんて無理。と思う方もいらっしゃるでしょう(私も)

そんな方はせめて

・一日に座っている時間を減らす

・隙間時間にちょこちょこ少しずつトレーニングする

→Yukikoが配信している「おうちでピラティス」は、隙間時間にちょこっと動く習慣をつけるエクササイズ動画です(宣伝)

 

Yukikoが考えるおすすめの運動のレベルの上げ方

①マイナスがある場合はその治療やケアを優先

怪我や痛みのある場所がある場合は、そちらのケアが優先。痛いまま、辛いまま強度の高いエクササイズを行っても続かないし身体にとっては別なストレスが増えてしまう原因にも。

→病院、治療院など

 

②身体の使い方の基礎を覚える

いきなり強度の高いエクササイズでアウターマッスルを鍛えることばかりしようとすると、姿勢の崩れや怪我のリスクが上がってしまいます。背骨の動きや呼吸の質などからインナーマッスルや神経系の土台が整った状態を作ることは、強度が高いエクササイズの前に必要になると私自身は考えます。

ピラティススタジオや神経系トレーニン

 

有酸素運動やストレッチ

体を動かす、息が上がる、可動域を増やす、短時間でも運動を継続する、と言った経験を積み上げます。

→徐々に上げていきましょう

 

レジスタンストレーニングやジョギング

上記の通り

 

何のためにどうなりたいのか

個人的に、加齢とともに自分の人生哲学も濃くなってくるよなぁと思っています。

他人に流されず、自分がどう生きたいのか、は個人個人で考えて、そのためにはどんな行動をしたら良いのかを選択して行けるといいですよね。

 

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チャリティ動画レッスンの販売について

2024年1月1日に発生した能登半島地震におきまして、お亡くなりになられた方々、そのご家族、ご親族、関係者の方々に対しまして、心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。また、救急救助並びに復旧活動にあたられている皆様に感謝いたします。

まだまだ不安な日々が続いておりますが、被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

 

石川県や富山県での被害も報道されていますが、ここ新潟県内でも被害の大きかった地域があります。

スタジオは被害もなく通常営業できておりますが、ほんの徒歩5分も歩いた場所では液状化現象で道路が割れ、泥をかき出される方の姿も見られていました。

私が育った新潟市西区液状化現象で地面が陥没したり、それにより住宅が傾いたりする被害が多く発生しました。

そこでStudio Fuuでは新潟県内で被害に遭われた方のためのチャリティ動画レッスンを販売します。

ご購入して頂いた料金はクレジットカード決済手数料(3.5~3.8%)を除いた全額を新潟県災害対策本部へ義援金として寄付いたします。

 

金額:500円(クレジットカードのみ受付)

動画:20分の動画×2本(視聴期限は1年間)

寄付先:新潟県災害対策本部

募集期間:1月31日まで

動画視聴方法:お支払いいただく際にご登録いただいたメールアドレスに視聴方法についてお送りいたします

申込方法:下の受付リンクよりお支払いをお願いいたします

動画受け取り方法:お支払いの際にご登録いただいたメールアドレスに動画へのアクセス方法をお送りいたします。メールの送信まで24時間程度お時間頂く場合がありますが、24時間以上たっても連絡がない場合は、お手数ですが迷惑メールフォルダをご確認の上お問合せください。

チャリティ動画レッスン

¥500

購入する

皆様よりお預かりした義援金は、クレジットカード会社の手数料(3.5~3.8%)を差し引いた額を2月5日~2月12日までに当該寄付先へ振込み、皆様へご報告させていただきます。

 

義援金とは被災された方一人ひとりに分配されるお金です。

「配分委員会」のもとに被災者に対し「公平・平等」に配分されます。

 

ご賛同いただける方がいらっしゃいましたらご協力どうぞよろしくお願いいたします。

 

Yukiko

脳の左右差 大脳ヘミスフェリシティ

・怪我をしやすい

・バランス感覚が悪い

・運動のコントロールがうまくいかない

・地図を見ながら歩くのが苦手

・自律神経系の問題を抱えている

・身体の左右の筋肉の硬さや、左右の関節のずれを感じる

 

などなど

これらは脳の左右差があることで起きている現象かもしれません。

 

 

脳に左右があることは多くの方がご存知だと思います。

例えば右の脳は左半身の動きや感覚を、左脳は右半身の動きや感覚を司る。というのは広く知られていることではないかと思います。

それ以外にも、右脳が強ければ感覚派、左脳が強ければ理論派という話もわりと一般的に言われていることですよね。

 

今日のタイトルである大脳ヘミスフェリシティとは、大脳が左右対称ではなく、それぞれが異なる役割を果たしている現象を指します。

これが、何らかの理由(手先を使う作業をしていない、屋外での活動を全くしていない、いつも座って近くを見ているなど)で大脳の働きに左右差がある場合に、一番最初にあげたような身体の不安定感や認知の問題なども起こってきている場合があります。

 

ひとつずつ説明してみます。

 

 

1. 大脳ヘミスフェリシティの基本

大脳は左右の半球に分かれており、それぞれ異なる機能を担当しています。

通常、左脳は言語処理、論理的思考、数学的能力などに関与しており、右脳は空間的な認識、感情処理、創造性などに関連しているとされています。

この機能の分担をヘミスフェリシティと呼び、左右の半球間の連携が複雑な思考や行動を可能にしています。

 

2. ヘミスフェリシティの研究の歴史

ヘミスフェリシティの研究は、20世紀初頭から始まりました。

1960年代には、手術により大脳の半分が切り離された患者の研究が行われ、左右の半球の機能差が浮き彫りにされました。

 

3. 言語と創造性の関連性

左脳が主に言語処理に関与するとされる一方で、右脳は創造性や芸術的な能力に関連しているとされます。

しかし最近の研究では、この単純な分担ではなく、言語と創造性は複雑に絡み合っており、一方の半球だけでなく、両方の半球が協力して機能している可能性が示唆されています。

言語処理が左脳に集中しているとされる理論は、主にブローカ野(前頭葉)やウェルニッケ野(側頭葉)などの特定の領域が言語に関与しているとするものでした。

しかし、最新の神経画像研究や脳損傷患者の研究により、言語処理には単一の領域だけでなく、複数の領域や両方の半球が関与していることが示されています。

同じように、創造性も右脳だけでなく、左脳との連携があることが分かってきました。例えば、新しいアイディアや芸術的な表現が生まれる際、左脳の論理的な思考と右脳の感情やイメージの処理が同時に活発になることが観察されているようです。

このような相互作用が、創造性の豊かな表現を可能にしていると考えられています。

 

両方が脳の異なる領域との連携や相互作用によって、左右の脳のバランスが取れ協力し合えていることは、私たちの豊かな認知機能や創造性の源になっているのではないかと考えます。

 

大脳ヘミスフェリシティは私たちの思考や行動に大きな影響を与えているということは、左右の不均衡さは冒頭に上げたような状態の根拠になっているかもしれない。

 

と考えると、エクササイズを左右に偏らせる技術はこれからますます必要になってくると思われます。

 

左脳

細部を見る

言語脳

理論的脳

細部の筋肉

ルーティンが好き

IQ

ポジティブ感情

衝動脳

興味、言語知性

淡々と話す

右側の身体

短期目標への行動

エピソード記憶

計算、言語

同じリズム

右脳

全体を見る

ボディランゲージ

直感、感覚脳

大きい筋肉

新しいのが好き

EQ

ネガティブ感情

安全脳、回避脳

共感脳

抑揚がある

左側の身体

長期目標への行動

無意識記憶

形、シンボルの認知

予測できないリズム

 

 

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2024年は大変な年明けとなりました。

能登地震の被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

被害に遭われた方の一日も早い復旧を心からお祈りいたしております。

 

 

お正月の朝、次男に「幼稚園から年賀状きてたよ〜」と声をかけると、「エンガチョ?エンガチョ?」とポーズつきでやっておりました。

千と千尋を繰り返し見ている影響です。

 

ネンガジョー

だよ。

 

4歳の長男は幼稚園で覚えてくるわらべうたで笑わせてくれます。

 

おてぶしてぶし

てぶしの中に

蛇の生焼けカエルの刺身

いっちょばこやるから丸めておくれ

いいよ

どーっちだ?(手に何か隠してる)

 

蛇の生焼け?!カエルの刺身?!

母はそんなにわらべ歌知らずに育ったので、令和の子に色んなわらべ歌や手遊び歌を教えてもらっています。