今や日本人女性の発症率は8％とも言われる乳がん。
西洋的な食事が増えてきたこと、出産の年齢が上がったことや、長寿社会になっていることなど、様々な原因から罹患率が上がっていると言われています。
そもそもがんとは、
細胞が異常増殖をし、周囲の組織へ浸潤もしくは転移する能力を持ったものをいいます。
わたしたちの身体は様々な細胞でできていて、その細胞が分裂し、また役目を終えた細胞が死んでいくことで継続的に生まれ変わり続けます。
しかし細胞分裂は通常一定レベルで止まるようプログラムされていますが、がん細胞は制御不能な細胞分裂を繰り返し、異常な繁殖をしてしまいます。
乳がんはそのがん細胞が胸の組織の中にできてしまうことを言います。
胸の組織は、第2肋骨から第6肋骨までの間、鎖骨から胸骨の真ん中、腋窩から広背筋まで伸び、
乳腺（小葉）、乳輪、乳管、脂肪および結合組織、リンパなどを含みます。
乳がんの手術や治療をされた場合、胸のふくらみだけでなく、胸を取り巻く全ての構造に影響が出てきます。
これは、体の前面だけでなく、胸の組織が広背筋の方までつながり、また肋骨は後ろ側で胸椎につながることから、体の後面にも影響があることが想像できます。
手術では腫瘍摘出や乳房切除、組織、節、筋肉などへの放射線治療、腋窩リンパ節郭清などが行われ、抗がん剤治療やホルモン治療、分子標的療法などの治療も併せて行われる場合があり、胸の組織を取ることで首、肩、腰椎やお腹にも力のアンバランスが伝わったり、リンパ節を取ると腕や肋骨周りなどでリンパ浮腫が起こりやすくなったりします。
また乳房を摘出した場合は再建手術を選択するケースもあり、その場合は摘出手術の傷跡が治ろうとして組織が集まってきているところに、それを広げるような力をかけて胸壁と大胸筋の間にシリコンを埋める手術をします。
そうすると、縮まろうとする力と広げようとする力の間で大きな不快感を感じる場合もよくあるそうです。
乳がんの手術や治療などで大きな負担がかかる胸の組織は、呼吸にもとても関係の深い部分です。
呼吸は私たちの身体的な機能だけでなく、精神的な機能にも働きかける動きです。
運動指導者としてお手伝いできることは、少しづつ、身体に問いかけながら胸郭の動きを呼吸によって導き、手術や治療によって新しくなった身体の中で、肩甲帯と胸郭の連動性を再構築していくこと。
動きによって少しでもリンパの新しい流れを取り戻し、頭と首の可動性を確保していくことなどが上げられると思います。
・両手を胸にあて、息を吸うと胸が持ち上がり、吐くと胸が溶けるように柔らかくなるのを感じる
・手を頭の後ろにあて、顎を天井に向けたり、胸の方に下ろしたりする
・両手を前ならえの高さで合わせ、胸を開くように片手を後ろに開き、戻ってくる
試す際はご自身の責任で、優しく、優しく、呼吸と共に、不快感がないか身体に問いかけながら行ってください。
動かすことで残存するがん細胞が身体の他の部分へ転移してしまうのではないか、という不安を感じることもあるかもしれませんが、運動が心身にとって効果的である、という研究は様々にある一方、運動することで転移した、とされる研究は今のところないようです。
運動指導者として、寄り添い、力になれるよう、居場所となれるよう、これからも勉強を続けていきたいと思います。
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GWも残すところあと少し。
皆さま楽しく過ごせましたか？？
私は昨日浅田真央ちゃんのショーを観てきました。
感謝の気持ちを伝えたい、近くで自分の滑りを観てもらいたい、という真央ちゃんの思いがまっすぐ届いて、真央ちゃんの絹のような美しい滑りと、舞ちゃんの表現力と、無良君の力強いスケーティングやジャンプに感激して、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。
やっぱショーって、舞台っていいですね。
エネルギーをたくさんもらいました！
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新潟市中央区プライベート専門マシンピラティス | StudioFuu
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