Yukikoのブログ

新潟市プライベート専門ピラティスStudio Fuu Yukikoのピラティスや日常のこと。

ダンサーの腹筋と背筋

いつもマリジョゼのコースの通訳でお世話になっているPhysical Artsのまゆこさん、そしてStudio Dansageの杏奈さんが開催するフランクリンメソッドのワークショップを受けて来ました。

テーマはダンサーの腹筋と背筋。


ダンサーが腹筋と背筋をなぜ必要とするのか考えてみると、体幹をより繊細に、小さな動きからダイナミックな大きな動きまでをコントロールしたいから。
腹筋と背筋を上手に機能させることでセンタリングしたいから。
引き上げたいから。
怪我を防ぎ、練習や本番を耐えうる強さを得たいから。
などがあると思います。

 

どんなジャンルのダンスでも、しなやかにコントロールされた肉体、感覚が行き届いて熟練された無意識、そこだけ重力が違うんじゃないかというような軽さや重さ、人の身体ってそういう風にも動けるの?という収縮と弛緩のコンビネーションとそのタイミング。ダンスを一生懸命練習している人はそういうものを目指していると思うのですが、そのために必要なもののひとつが腹筋と背筋ですよね。

 

繊細な感覚から生み出される目には見えないような微細な動きの集合体がパフォーマンスを作り、大きな説得力となって人に伝わる、ダンサーにとって必要な腹筋、背筋のエクササイズは、小さなものを無視することはできません。

 

ワークショップでは腹筋、背筋の解剖学的な定義から実際の感覚、筋肉だけではなく筋膜のつながり、イメジェリーを使った動きから身体感覚を探っていきました。

 

少しですが内容をご紹介します。

 

腹筋(腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋)は背骨を動かします。

↓腹直筋

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↓外腹斜筋

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↓内腹斜筋

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↓腹横筋(見えにくいかもしれませんが肋骨の内側についています)

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背骨を丸めたり(屈曲)、側屈したり、ねじったり(回旋)。

ぺしゃんと潰れないよう姿勢を保ったり、ジャンプなどをして着地した時にはその衝撃を吸収したり、呼吸にも大きな関わりを持ちます。 
腹筋の大事なことは、前側のシックスパックだけでなく、ぐるっとお腹の周り、骨盤の前、肋骨の内側にもついている点。

 

後ろでは、背筋(脊柱起立筋群、横突棘筋群)も背骨を動かします。

↓脊柱起立筋群

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↓横突棘筋群

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背骨を反ったり(伸展)、側屈したり、回旋したり。
こちらも姿勢保持の他にも背骨を安定させたり、調整する機能があります。
背骨というのは一本の棒でできているわけではありません。24個の椎体が積み上がっていて、それぞれに関節がいくつもついています。
それぞれがバラバラに動かせるためには、背筋の小さな子たちに意識を向けてあげる必要があります。

 


例えば代表的な遠心性腹筋のエクササイズ、ピラティスでいうロールダウンをするならば、
オトガイ舌骨筋というアゴについている筋肉から、尾骨までをひとつながりとして考えて、尾骨からアゴに向けてひとつひとつの背骨を動かそうとしてみてください。

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またその時後ろ側では後頭下筋群から仙骨までの筋肉が長くなり、背骨を後ろからサポートをしてくれています。

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(以上Visible Bodyより)

 

 

側屈する時は背骨の間の小さなものたちから動きが始まるとイメージして、片側が短くなれば、その反対は伸びてきます。

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(左の写真は大きな筋肉から動こうとしたところ。骨盤や膝で代償して、右側は潰れてしまっている上、背骨自体はそれほど側屈していません。右の写真は背骨の小さな子たちから動こうとしたところ。骨盤はその場にとどまり、右側もスペースを保ったまま側屈しています。)

 

回旋する時は前側と後ろ側の二重らせんに挟まってそれぞれがお互いに長くなりながら回っていくイメージを持ってみて下さい。

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前側後ろ側のお互いの筋肉は縮んで固まる、伸びて固まるのではなく、組織が長さを保ってスライドしていることをイメージします。
 
 

柔軟性に自信があるダンサーの中でも一部の背骨の動きが固いということがあります。 背骨全体をいろんな方向に動かしているように見えて、動きやすい椎骨だけで動いていたり、股関節や膝などでそれを補っているために、そういう箇所がオーバーワークで傷んでしまったり、実際背骨が動いていないためにつながりやタイミングを逃し、表現や技術として何かが足りなかったり…

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頭でっかちになりたくないですが、目に見えているのものの100倍は考えて、試行錯誤して、練習した結果が、ほんのわずかな動きとして伝わったり、伝わらなかったり、テクニックの成否を分けたりの世界。

自分の身体を知ることは、ダンサーならば知って損はないことだと思います。

 

そんな難しく考えてないよ〜という方も、楽しく踊り続けるために怪我したり痛くならない踊り方が見つかるといいですよね。

 

 

先日80歳で他界してしまった素晴らしいダンサーで振付家のトリシャ・ブラウンさんの動画。
ダンスシーンは48秒ごろから。

youtu.be

あまりに自然。

コントロールする、ということが、がんばって大きなものを緊張させる、とは違うのがよく分かります。

 

 

 

 

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できてるつもりでできてなかった、分かってたつもりで全然分かってなかった、まゆこさんに会うといつも、あ〜勉強しよう〜練習しよう〜と思わされます。。

 

ダンサーのサポートの勉強のため、若い時から単身アメリカに乗り込んで現場で学んだり、今も国内ダンサーにコンディショニングを受けてもらえるよう精力的に活動されている(そして現役の東大大学院生)まゆこさんのブログは毎週素晴らしい記事がアップされていますので、そちらもよかったらチェックしてみて下さい!

Physical Arts - Pilates based conditioning studio

 

 

 

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