大腿骨の裏側(大腿粗線、大腿粗面の辺り)に付着(停止)する筋肉群は
大殿筋(深層線維)
大内転筋
小内転筋
長内転筋
短内転筋
などがあります。
小転子近くまで少し範囲を広げると
恥骨筋も。
これらの筋肉の起始は骨盤です。
骨盤の左右差、硬さや引っ張りの強さなどから仙腸関節痛や腰痛、膝痛が抱ている場合、骨盤ともも裏をつなぐ筋肉(主に内側の筋肉)の硬さをゆるめてあげることで可動域や痛みに変化が出ることがあります。
大きな筋肉をゆるめたら必ず股関節付近の筋肉のスイッチが入るようにします。
骨盤から大腿骨顆間窩や大転子、小転子に付着する筋肉(深層外旋六筋や腸骨筋など)
ゆるめて終わりにすると腰や膝の不安定感が出やすくなることがあるからです。
もも裏というとハムストリングをイメージしやすいかもしれませんが、ハムストリング(半腱様筋・半膜様筋、大腿二頭筋)が付着するのは膝を通り越してスネ。
骨のそばをゆるめるつもりでストレッチポールなどでほぐし、クラムなどのエクササイズで股関節のインナーマッスルを目覚めさせることで、骨盤周り~膝の不快感が軽減することがあります。
ついでに多裂筋のトーンも整えてあげるとばっちり。
スタジオにいらして頂いているクライアント様から、何を見てどうやってアプローチしているのかさっぱり分からないけど、ここに来るとなぜかできる、なぜか良くなると言って頂けることがあり嬉しく思います。
まだまだ勉強不足で試行錯誤している毎日ですが、レッスン始める前にお話し伺って、「腰が痛くて~」とか「なんか骨盤周りが冷たくて」とかおっしゃられた場合は、様子を観つつ、じゃあもも裏からほぐそうか~、とか言っているときは、こんな道筋を立ててみている時もあったり、違うこと考えている時もあったり。
です。