私が新潟にスタジオを構えた時には
「ピラティス?ティラミス?何それおいしいの?」
くらいの認知度だったピラティスも、今やヨガを上回る勢いでスタジオができています。
たくさんのスタジオができるということは、たくさんのインストラクターが生まれるということ。
これからピラティスインストラクターになりたいと思っているけど、資格が山ほどあって、結局どの資格が良いのか分からない…という方に向けて、11年前ピラティス資格を取得し、8年間スタジオレッスン満席が続くYukiko目線で書いていきます。
※私はどの団体からも報酬を得ていない、個人の主観による記事です。載せているデータの違いがあればお知らせください。
メジャーかマイナーか
メジャーな資格
ピラティス界では誰もがその名を知る有名どころの資格があります。
例: BASI、Balanced Body、STOTT、Peak、PHI、Polestar など
メリット
デメリット
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資格の更新料がかかる場合が多い(更新料がかかることが問題なのではなく、更新するための要件として自団体の決まった講座を受ける必要があるなど、人によっては学びの選択肢の自由度が下がることが問題)
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資格取得の順番が決まっており、マシンだけの資格取得ができない(マット → イクイプメント初級 → 上級など)
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継続して自分の資格のマスタートレーナーのレッスンを受ける義務がある場合がある(他の団体の優秀なトレーナーを知る機会がなくなる)
-
自分の資格団体のセミナー受講が必須のため、人によっては費用や時間的に他の興味のあるセミナーに参加しにくい
- 創始者から直接習うことができない場合が多い
PMA認定(国際基準を満たしている)ということを謳う団体もありますが、現在は法人会員になって年会費を支払えば誰でもPMA認定と言えてしまうため、2025年時点では海外でインストラクターをする予定がない場合は PMAかどうかは気にしなくてOK です。
メジャー資格はほとんど海外(アメリカ)発です。
そもそもピラティスは、ドイツ人ジョセフ・ピラティス氏が第二次世界大戦で傷ついた兵士のためにベッド上でもできるエクササイズとして開発し、その後ニューヨークでダンサー向けに進化したメソッドです。
つまり、オリジナルメソッドは 「元々身体能力の高い人西洋人向け」 のエクササイズで構成されています。
youtu.be
日本人と西洋人では体格も違いますし、今やピラティスの愛好者は普段運動をしない人まで広がっていますよね。
マイナーな資格
メリット
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単価は同等でも少人数で養成コースを開催している団体が多い
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創始者に直接指導を受けられる機会が多い分、質問しやすく理解もしやすい
-
日本人に合わせた実用的なエクササイズを習うことができる
- サブスクで継続教育やサポートを受けられる団体もある
デメリット
大御所か、それ以外か?
…という見方もできます。(もちろん例外はあります!)
団体選び
HPにある情報をチャッピーちゃんがまとめた一覧表です。(多分詳細色々間違いがありそうですが…)
★がメジャー資格
※資格の特徴は完全に私の知っている範囲内の主観的な特徴です!
| 団体名 |
料金(目安) |
資格取得期間(目安) |
更新・継続教育 |
オンライン/対面 |
特徴 |
| ★BASI Pilates |
約50~80万円 |
約1年~1年半 |
PMA認定資格取得後、継続教育が必要 |
主に対面 |
振付が決まっている |
| ★Balanced Body |
約20~60万円 |
約半年~2年 |
継続教育単位(CEC)の取得が必要 |
オンライン・対面 |
解剖学もしっかりやる
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| ★STOTT Pilates |
約30~70万円 |
約半年~2年 |
継続教育単位(CEC)の取得が必要 |
主に対面 |
まず骨盤後傾位で動かす |
| ★Peak Pilates |
約30~60万円 |
約半年~1年半 |
14CECの取得が必要 |
主に対面 |
しっかり動ける人向け
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| ★PHI Pilates |
約20~50万円 |
約2週間~2ヶ月 |
CEUの取得が必要 |
主に対面 |
PTが多い
しっかり動く
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| ★Polestar Pilates |
約30~70万円 |
約半年~2年 |
2年ごとの更新手続きが必要 |
主に対面 |
医療者も多い |
| Learning Pilates |
約10~30万円 |
半年~2年 |
更新料無料 |
対面 |
日本人に合わせた高品質。創始者女性 |
| Pilates as Conditioning |
約10~20万円 |
約1ヶ月~半年 |
有料会員登録で資格更新が可能 |
オンライン・対面 |
解剖神経運動全てに手厚い。創始者男性
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| Pilates Synthesi |
約20~50万円 |
約1ヶ月~半年 |
継続教育の有無は不明 |
オンライン・対面 |
解剖神経運動栄養全てに手厚い。創始者男性
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| Majori Pilates |
数万~100万円 |
2週間~2年 |
継続教育の有無は不明 |
オンライン・対面 |
創始者女性
オンラインだけで簡単に取得も可
|
はじめて何も知らずにピラティス資格を取ろうと考えている人は、料金・期間・オンライン対応などに目が行くと思いますし、それも重要です。
しかし、一歩現場に出てみれば、費用に関しては ピラティスというコンテンツ自体、クライアントが支払う金額が決して安くないことが多い ため、この金額を頂いているのに「私は本当に何も知らない、クライアントの力になれない…」という 自分の無知無力 を思い知るものです。
そして、それは決して 有名どころの大御所団体資格を取ったからと言って逃れられるものではない ということ。
ある程度の 追加投資は必ず必要になる ことを知っておくと良いでしょう。
将来プライベートまたは少人数向けのレッスンをしたいと考えているなら、
を取るくらいなら、質の良いインストラクターのいるスタジオで自分自身がきちんとプライベートレッスンを受ける方が、100倍学びの深いお金の使い方 じゃないかなと思います。(個人の主観です)
ですが、すでに自分の持つ何か他の技術や魅力があり、そこにプラスして数万円で数日で取れる資格でピラティスも教えることができます、と言えたらそれでいい人もいますよね。
万人にとっての正解はありません。
どんなインストラクターになりたいのか?
自分の理想を想像するのは大切なことです。
私が思うに、長年成功するインストラクターには二種類の特徴があります。
①ファンビジネスとして成功しているインストラクター
クライアントに、「あなたに会えること、このスタジオに来ること自体に価値がある。」と思わせる設計をしているインストラクター。
素敵な外見、素敵なライフスタイル、素敵な街にある素敵なスタジオ、手に取る全てが上質で、センスがあって、ここに通っていると憧れのあの人の世界に自分も入っていける気がする。
それが最高に幸せなクライアントもいますよね。
その場合は多くの時間を学びに費やすよりも、他のものに投資が必要ですね。
②コンテンツビジネスとして成功しているインストラクター
この人に会うと、問題を解決できると思える――そんな引き出しをたくさん持っている。解決の糸口を見つけ出し、自分では気づけなかった大切なことに気づかせてくれる。
そんなレッスンを提供できるインストラクターもいます。
似たような悩みでも解決策は人の数だけあります。誰が来ても同じことを同じように教えているだけでは、問題解決型のレッスンは絶対にできません。
人の身体は奥深く、学ぶことは宇宙のように広い。こういうインストラクターになりたいなら、学びに投資は欠かせません。
私はこちら側です。(おしゃれで素敵を諦めたわけではないんだけどね😂)
①と②どちらであっても、①も②も両立させる人であっても、最終的にはピラティスをツールとして用いながら自己実現している人たちが上手くいっているなと感じます。
今は「ピラティスに興味があります!」という人が非常に多く、ある程度のことができれば仕事を取ることができる時代だと思います。
しかし 数年後生き残れるのは、投資先はどこであれきちんと投資し、楽しみながら実践し学び続けている人だけ だと個人的には考えます。
Yukikoの戦法
私はあらゆる団体のインストラクターが出入りする某有名ピラティススタジオでバイトして、あらゆる団体のレッスンを見て、そして自分自身がレッスンを受けていた経験から「マリジョゼのPLCが業界トップ!」と確信。
しかしコースが数年に一度しか開催されないため、以下のようにステップを踏みました。
-
FTPで2日でマット資格取得(約10万) → バレエスタジオでレッスン開始
-
STOTTピラティス6ヶ月でマット→リフォーマー初中級・上級を一気に取得(約60万)
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某有名スタジオでもレッスン開始、マシンプライベートも担当
-
マリジョゼのコース受講(約150万)、1年かけて修了→その後上級コースへ
- 数年間年間1000本レッスンを行い、新潟で自分の店舗を開業
※FTPとSTOTTは資格更新していません。マリジョゼは資格更新要件がない団体です。自発的に学び続けなさいという指導方針の団体のため。
お金はかかりましたが、働きながら得た資金を原資に次の資格を取っていけたので、実践と学びを両立できました。
ちなみに、私の場合は10年で1000万くらい学びに投資、今でも毎月新幹線でレッスンを受けに行き、勉強時間も毎朝1時間取っているので、学びに終わりはありません…
最後に
結局、どの団体で資格を取得しても、クライアントがついてくるかどうかを決めるのは「その人自身の魅力」です。資格団体はあくまで手段にすぎません。その先に大切なのは、自分を磨き続けることです。
現在のような爆発的なピラティスブームはいずれ落ち着いていくでしょう。ですが、質の高いレッスンを体験した人は、その価値を人生の節目で思い出し、再び続けてくれるはずです。だからこそ、ブームが去ったとしても需要がなくなることはないと信じています。
なぜなら、ピラティスは老若男女を問わず、人生のあらゆるフェーズで人に寄り添い、希望を感じさせる力を持つメソッドだからです。
ぜひ私と一緒にクライアントと自分自身を幸せにできる、時代に淘汰されないインストラクターを目指しましょう。
これから資格を取得される皆さんを、心から応援しています!

2015 マリジョゼと。