Yukikoのブログ

新潟市プライベート専門ピラティスStudio Fuu Yukikoのピラティスや日常のこと。プロフィール→http://yukiko-pilates.hatenablog.com/entry/2015/05/13/プロフィール

パートナー瞑想

お久しぶりです。

皆様お元気ですか?

 

新潟市にマシンピラティススタジオをオープンして丸10年、そして今年は新潟市中央区西大畑町に2店舗目となるStudio Suuをオープンしました。

Studio Suu - 新潟市中央区のプライベートマシンピラティス

 

西大畑は私が通っていた幼稚園のすぐそばで、記憶に残っている場所でした。

 

「どっぺり坂」「異人池」という不思議な響きの地名。大きなカーブの坂道。赤い屋根の教会。坂を登って少し進むと護国神社の森が広がり、その先に海が見えてくる。

まだ幼い子ども心ながら、そういう西大畑の雰囲気が好きでした。

 

「新潟でスタジオをやるなら西大畑でやりたい」というのが私の夢のひとつだったので、ご縁のある物件に出会えて、とても幸運でした。

 

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ある池のものがたり (福音館のかがくのほん) | 三芳 悌吉 |本 | 通販 | Amazon

今はなくなってしまった「異人池」の向こうに見える教会。この絵本に描かれた景色がそのまま見られるスタジオです。

 

 

スタジオ2店舗目を始めるにあたり、実務的な調査と決断を繰り返す日々に加えて、一緒に働いてくれるインストラクターとの長い研修を重ねました。

その過程で、人と働くことの楽しさと、自分の至らなさの両方を味わいました。

懐が広くて温かく、意欲の高いインストラクターの皆さんと共に、クライアントの人生に寄り添い静かに淡々と身体と向き合う場としてStudio Suuをオープンできたことは私の人生にとって大きなできごとでした。

 

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Studio FuuとStudio Suu

Fuuはふーっと息を吐く

Suuはすーっと息を吸う

呼吸するように、いつもそこにある

 

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さて、近況報告はこの辺にして、今日は「パートナー瞑想」について書いてみようと思います。

 

と言っても、私が勝手に名付けただけの、その名の通り、パートナーと共に行う瞑想です。

 

やり方は、

・パートナーに触れる

(手をつなぐ、ハグする、背中合わせに座る、などなど)

・目を閉じて、自分の呼吸に集中する

・相手の呼吸を感じる

・相手の身体の触れている部分に意識を向ける

・触れていない自分の身体に意識を向ける

・聞こえる音、部屋の温度や湿度、風、香りなどに意識を向ける

・何もジャッジしない

 

こんな感じです。

 

ほんの5分、一緒にこうやって静かな時間を過ごす。

 

「パートナーのお腹が動いているのを感じた」

「自分の拍動を感じた」

「いつの間にか、外で鳴く虫の音が秋の虫の音に変わっていた」

「手のひらのあたたかさ、力強さを感じた」

瞑想が終わったら、どんな感じがしたかをお互いにシェアし合う。

 

日々忙しく見逃してしまいがちな小さな感覚に2人で目を向ける時間を取ることは、シンプルだけどとても幸せな気持ちになれます。

 

 

私自身、次男産後あたりから徐々に夫婦関係が上手く行かなくなり、衝突や、衝突すらしない冷えた関係が数年に渡り続いていました。

 

一時はこのままではもうダメだと腹をくくり、お互いに意図的に距離を取り、それぞれカウンセリングを受けたり、第三者の力も借りながら自分の心や考え方の癖にも向き合いました。

 

そして時間をかけて、お互いが自分自身と向き合い、自分の大切にしたいものを大切にする中で、「自分は自分のままで、この人と家族でいられる」と思えるところまで関係を再構築することができてきました。

 

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自分の円と、相手の円

 

昔は、自分の一部に夫が含まれていた。

だから、

「私はこんなに家族のためにやっているのに」

「私ばかり変化を強いられている」

「どうせあなたには私の気持ちなんて分からない」

などと思っていたところがあった。

 

でも今は、自分の円は自分のままで満ちていて、夫の円は夫のままで満ちていて、お互いが自分でいるまま、一緒にいられるようになってきた。

 

他人と一緒に暮らしていくのは簡単ではないけど、パートナー瞑想は、自分の感覚を保ったまま、二つの円が重なる体験ができるのが良いところだと思います。

 

もちろん、妊娠出産産後などの壮絶な時期では、自分の円とパートナーの円が〜とか、そんな悠長なことを言っていられない時期があるのも分かる。

 

今だから言えることかもしれないというのも分かるのですが…

 

でも、お金もかからず、そんなに時間もかからず、2人が自分という境界を持ったまま、共有している今このひとときに一緒に意識を向けることが、1人でやる瞑想とはまた違った効果があるなと感じます。

 

 

 

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AIがいくらでも大量の「なんとなく情報量のある」文章を作るようになった昨今、わざわざ自分でブログを書く意義が感じられなくなり、しばらくブログから離れてしまっていました。

だけどだからこそ、もう一度自分自身の言葉で書きたいと思いました。

 

では、また書きます。

またね。

8年満席インストラクターによる「これからピラティス資格を取るなら」

ピラティス資格の選び方

私が新潟にスタジオを構えた時には
「ピラティス?ティラミス?何それおいしいの?」

くらいの認知度だったピラティスも、今やヨガを上回る勢いでスタジオができています。

たくさんのスタジオができるということは、たくさんのインストラクターが生まれるということ。

これからピラティスインストラクターになりたいと思っているけど、資格が山ほどあって、結局どの資格が良いのか分からない…という方に向けて、11年前ピラティス資格を取得し、8年間スタジオレッスン満席が続くYukiko目線で書いていきます。

※私はどの団体からも報酬を得ていない、個人の主観による記事です。載せているデータの違いがあればお知らせください。


メジャーかマイナーか

メジャーな資格

ピラティス界では誰もがその名を知る有名どころの資格があります。

例: BASI、Balanced Body、STOTT、Peak、PHI、Polestar など

メリット

  • 有名であるためスタジオオーディションを勝ち抜きやすい

  • 大勢の資格取得者がいるため横のつながりができやすい

  • 継続教育のカリキュラムが多い

デメリット

  • 資格の更新料がかかる場合が多い(更新料がかかることが問題なのではなく、更新するための要件として自団体の決まった講座を受ける必要があるなど、人によっては学びの選択肢の自由度が下がることが問題)

  • 資格取得の順番が決まっており、マシンだけの資格取得ができない(マット → イクイプメント初級 → 上級など)

  • 継続して自分の資格のマスタートレーナーのレッスンを受ける義務がある場合がある(他の団体の優秀なトレーナーを知る機会がなくなる)

  • 自分の資格団体のセミナー受講が必須のため、人によっては費用や時間的に他の興味のあるセミナーに参加しにくい

  • 創始者から直接習うことができない場合が多い

PMA認定(国際基準を満たしている)ということを謳う団体もありますが、現在は法人会員になって年会費を支払えば誰でもPMA認定と言えてしまうため、2025年時点では海外でインストラクターをする予定がない場合は PMAかどうかは気にしなくてOK です。

 


メジャー資格はほとんど海外(アメリカ)発です。

そもそもピラティスは、ドイツ人ジョセフ・ピラティス氏が第二次世界大戦で傷ついた兵士のためにベッド上でもできるエクササイズとして開発し、その後ニューヨークでダンサー向けに進化したメソッドです。
つまり、オリジナルメソッドは 「元々身体能力の高い人西洋人向け」 のエクササイズで構成されています。

youtu.be

 

日本人と西洋人では体格も違いますし、今やピラティスの愛好者は普段運動をしない人まで広がっていますよね。

 


マイナーな資格

メリット

  • 単価は同等でも少人数で養成コースを開催している団体が多い

  • 創始者に直接指導を受けられる機会が多い分、質問しやすく理解もしやすい

  • 日本人に合わせた実用的なエクササイズを習うことができる

  • サブスクで継続教育やサポートを受けられる団体もある

デメリット


大御所か、それ以外か?

  • スタジオオーディション重視 → 大御所資格

  • 現場でクライアントに合わせた指導重視 → 日本独自の資格

…という見方もできます。(もちろん例外はあります!)


団体選び

HPにある情報をチャッピーちゃんがまとめた一覧表です。(多分詳細色々間違いがありそうですが…)

★がメジャー資格

※資格の特徴は完全に私の知っている範囲内の主観的な特徴です!

 

団体名 料金(目安) 資格取得期間(目安) 更新・継続教育 オンライン/対面 特徴
★BASI Pilates 約50~80万円 約1年~1年半 PMA認定資格取得後、継続教育が必要 主に対面 振付が決まっている
★Balanced Body 約20~60万円 約半年~2年 継続教育単位(CEC)の取得が必要 オンライン・対面

解剖学もしっかりやる

★STOTT Pilates 約30~70万円 約半年~2年 継続教育単位(CEC)の取得が必要 主に対面 まず骨盤後傾位で動かす
★Peak Pilates 約30~60万円 約半年~1年半 14CECの取得が必要 主に対面

しっかり動ける人向け

★PHI Pilates 約20~50万円 約2週間~2ヶ月 CEUの取得が必要 主に対面

PTが多い

しっかり動く

★Polestar Pilates 約30~70万円 約半年~2年 2年ごとの更新手続きが必要 主に対面 医療者も多い
Learning Pilates 約10~30万円 半年~2年 更新料無料 対面 日本人に合わせた高品質。創始者女性
Pilates as Conditioning 約10~20万円 約1ヶ月~半年 有料会員登録で資格更新が可能 オンライン・対面

解剖神経運動全てに手厚い。創始者男性

Pilates Synthesi 約20~50万円 約1ヶ月~半年 継続教育の有無は不明 オンライン・対面

解剖神経運動栄養全てに手厚い。創始者男性

Majori Pilates 数万~100万円 2週間~2年 継続教育の有無は不明 オンライン・対面

創始者女性

オンラインだけで簡単に取得も可

 

はじめて何も知らずにピラティス資格を取ろうと考えている人は、料金・期間・オンライン対応などに目が行くと思いますし、それも重要です。

しかし、一歩現場に出てみれば、費用に関しては ピラティスというコンテンツ自体、クライアントが支払う金額が決して安くないことが多い ため、この金額を頂いているのに「私は本当に何も知らない、クライアントの力になれない…」という 自分の無知無力 を思い知るものです。

そして、それは決して 有名どころの大御所団体資格を取ったからと言って逃れられるものではない ということ。
ある程度の 追加投資は必ず必要になる ことを知っておくと良いでしょう。

 


将来プライベートまたは少人数向けのレッスンをしたいと考えているなら、

  • 数日で

  • オンラインで

  • 数万円で取れる資格

を取るくらいなら、質の良いインストラクターのいるスタジオで自分自身がきちんとプライベートレッスンを受ける方が、100倍学びの深いお金の使い方 じゃないかなと思います。(個人の主観です)

ですが、すでに自分の持つ何か他の技術や魅力があり、そこにプラスして数万円で数日で取れる資格でピラティスも教えることができます、と言えたらそれでいい人もいますよね。

万人にとっての正解はありません。


どんなインストラクターになりたいのか?

自分の理想を想像するのは大切なことです。

私が思うに、長年成功するインストラクターには二種類の特徴があります。

①ファンビジネスとして成功しているインストラクター

クライアントに、「あなたに会えること、このスタジオに来ること自体に価値がある。」と思わせる設計をしているインストラクター。

素敵な外見、素敵なライフスタイル、素敵な街にある素敵なスタジオ、手に取る全てが上質で、センスがあって、ここに通っていると憧れのあの人の世界に自分も入っていける気がする。

それが最高に幸せなクライアントもいますよね。

その場合は多くの時間を学びに費やすよりも、他のものに投資が必要ですね。

 

②コンテンツビジネスとして成功しているインストラクター

この人に会うと、問題を解決できると思える――そんな引き出しをたくさん持っている。解決の糸口を見つけ出し、自分では気づけなかった大切なことに気づかせてくれる。

そんなレッスンを提供できるインストラクターもいます。

似たような悩みでも解決策は人の数だけあります。誰が来ても同じことを同じように教えているだけでは、問題解決型のレッスンは絶対にできません。

人の身体は奥深く、学ぶことは宇宙のように広い。こういうインストラクターになりたいなら、学びに投資は欠かせません。

私はこちら側です。(おしゃれで素敵を諦めたわけではないんだけどね😂)

 

①と②どちらであっても、①も②も両立させる人であっても、最終的にはピラティスをツールとして用いながら自己実現している人たちが上手くいっているなと感じます。

 

今は「ピラティスに興味があります!」という人が非常に多く、ある程度のことができれば仕事を取ることができる時代だと思います。
しかし 数年後生き残れるのは、投資先はどこであれきちんと投資し、楽しみながら実践し学び続けている人だけ だと個人的には考えます。

 


Yukikoの戦法

私はあらゆる団体のインストラクターが出入りする某有名ピラティススタジオでバイトして、あらゆる団体のレッスンを見て、そして自分自身がレッスンを受けていた経験から「マリジョゼのPLCが業界トップ!」と確信。
しかしコースが数年に一度しか開催されないため、以下のようにステップを踏みました。

  1. FTPで2日でマット資格取得(約10万) → バレエスタジオでレッスン開始

  2. STOTTピラティス6ヶ月でマット→リフォーマー初中級・上級を一気に取得(約60万)

  3. 某有名スタジオでもレッスン開始、マシンプライベートも担当

  4. マリジョゼのコース受講(約150万)、1年かけて修了→その後上級コースへ

  5. 数年間年間1000本レッスンを行い、新潟で自分の店舗を開業

※FTPとSTOTTは資格更新していません。マリジョゼは資格更新要件がない団体です。自発的に学び続けなさいという指導方針の団体のため。

お金はかかりましたが、働きながら得た資金を原資に次の資格を取っていけたので、実践と学びを両立できました。

ちなみに、私の場合は10年で1000万くらい学びに投資、今でも毎月新幹線でレッスンを受けに行き、勉強時間も毎朝1時間取っているので、学びに終わりはありません…


最後に

結局、どの団体で資格を取得しても、クライアントがついてくるかどうかを決めるのは「その人自身の魅力」です。資格団体はあくまで手段にすぎません。その先に大切なのは、自分を磨き続けることです。


現在のような爆発的なピラティスブームはいずれ落ち着いていくでしょう。ですが、質の高いレッスンを体験した人は、その価値を人生の節目で思い出し、再び続けてくれるはずです。だからこそ、ブームが去ったとしても需要がなくなることはないと信じています。


なぜなら、ピラティスは老若男女を問わず、人生のあらゆるフェーズで人に寄り添い、希望を感じさせる力を持つメソッドだからです。

 

ぜひ私と一緒にクライアントと自分自身を幸せにできる、時代に淘汰されないインストラクターを目指しましょう。

これから資格を取得される皆さんを、心から応援しています!

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2015 マリジョゼと。

息を吐くことが能動的に副交感神経を高くするためにできる唯一のことなのか?

はじめに

ボディワークや呼吸法の世界でよく言われるフレーズがあります。

「副交感神経を高めるためにできる唯一の能動的な方法は、息を吐くこと」

 

自分の意思で心拍をゆっくりにすることも、瞳孔を閉じることも、汗をかかないようにすることもできませんよね?でも呼吸だけは自分の意思でリズムを調整できますよね?

 

私も以前は何の疑問もなくこの意見を信じてきましたが、最近このフレーズに違和感を感じるようになりました。

自分の実践を通じて「副交感神経を高めるために能動的にできる方法」は他にも色々あるぞ、しかもその方法はもっと強力に影響をしているぞ。

と感じることが出てきました。

 

副交感神経を高める良い呼吸とは

ボディワーク界でよく言われるのはこんなことです。

  • 横隔膜呼吸ができること
  • 吸ってばかりではなく、しっかり吐けること
  • 呼吸回数が1分に5~8回程度
  • 胸郭ポジションが整っていること(肋骨内旋、ZOA横隔膜の高さ)
  • 「吐く」ことで副交感神経を能動的に刺激できる

 

息を吐くことの生理学的メリット

  • pHの調整:二酸化炭素の排出によって血液のpHバランス(酸性とアルカリ性のバランス)が安定する
  • ボーア効果:CO₂が増えることでヘモグロビンが酸素を手放しやすくなり、組織への酸素供給が高まる
  • 副交感神経の活性化:長い呼気で迷走神経が刺激される


ボディワーク界では、だから「呼吸そのものをトレーニング対象にする介入」をしていきましょうね。

という考え方があります。

もちろん、それはとても有効で、意味のあるトレーニングだと思います。

 

自分の気づき

一方で、私が日常の中で実感していることがあります。

  • 本当に副交感神経を高められたのは「呼吸法」よりも睡眠や食事のリズムを整えたとき
  • 呼吸数が自然に減ったのも、努力して肋骨のポジションを直すトレーニングをしたり、呼吸数を減らす練習をしたからではなく、瞑想の習慣化によって整ってきた

 

運動による呼吸への介入はもちろん効果的だけど、それだけでは限定的じゃない…?


呼吸は整える対象であると同時に、生活の結果として自然に整うものではないか、と感じたのです。

これは運動療法でも、例えばリラクゼーション、マッサージや筋膜リリース、鍼灸などにも言えることなのではないかと。

 

本当に副交感神経が高くなり、呼吸数が安定し、深い息をしたかったら、生活習慣を整えるのが一番根本的だよね…??

  • 血糖値の安定
  • 持続的な栄養補給
  • 質の良い睡眠習慣
  • 適度な運動習慣
  • 短い瞑想習慣

本当に誰でも知っていることだけど、結局、食べて、寝て、動いて、ちょっと自分の呼吸に集中して。

これらの習慣があるからこそ、自律神経が整い(交感神経も副交感神経も必要な場面で高くなり、静かになれる)、呼吸数が安定し、生理学的な体内の調整がうまくいく。

 

呼吸への直接的な介入は必要な場面も多いけど、根本的には生活習慣の改善が伴わなければ持続的な変化を起こせるとは言い難いのでは。

 

科学的な補足

研究を見ても、この感覚には裏付けがあります。

 

1. 呼吸トレーニング単独の効果

横隔膜呼吸や呼吸筋トレーニングは短期的に心拍変動(HRV)を改善し、副交感神経活動を高める(Noble & Hochman, 2019)


しかし「日常の呼吸パターンが長期的に変わるか?」については証拠が限定的。
効果はセッション直後や数週間のプログラム中には見られるが、生活習慣が乱れると戻ってしまう??

自分の身に当てはめるとそう思いませんか?

 

2. 生活習慣と呼吸

睡眠不足や食後高血糖は交感神経優位に直結し、呼吸が浅く早くなる(Meerlo et al., 2008)。


規則正しい睡眠・安定した血糖・適度な運動が揃うと、呼吸は自然にゆったり安定してくる。
呼吸は「結果」であるという視点が重要。

 

3. 瞑想と呼吸

瞑想やマインドフルネスは「呼吸を操作しようとしない」ことによって、結果的に呼吸が整う。これは私が実践する中で強く感じていることです。

私自身瞑想実践当初と比べて明らかに呼吸数が減りました。


習慣的に瞑想を行う人の自然呼吸数は、非瞑想者より低い(1分5〜8回程度)(Pascoe et al., 2017)。


無理に吐こうとするよりも、持続性のある変化が起きやすい?!

 

まとめ

息を吐くことは副交感神経を高める有効な手段。
でも「唯一」ではなく、睡眠・食事・瞑想といった生活全体の整え方がより大きな基盤。


ボディワークや呼吸法は「入り口」にはなるが、最終的に呼吸が整うのは生活のリズムが安定した結果。

→副交感神経が高まれるようになったから、自然と「良い呼吸」ができるようになる

 

補足

そう感じるのは私がいわゆる「調教済み」の身体だからかもしれません。

10年以上ピラティスを継続してきて、すでに肋骨の柔軟性や可動性があること、横隔膜や骨盤底筋群、多裂筋や腹横筋などコアのコネクションを作れること、あらゆる「呼吸トレーニング」を経てきたから、長年得てきたその利益よりも、短期的に変化が大きく感じた「食事、睡眠、瞑想」に対して、「こっちも大事だよね?!」というバイアスが強くかかっているのかもしれないという点は否めません。

 

だとしても、「入口」としての呼吸への介入を意識した運動、そこから先の生活改善を見据えた指導ができるよう、大きな地図を頭に描きながら、日々のレッスンをしていきたいと思います。

 

間違っても、ダイエットをしたいけど睡眠に問題を抱えている中高年女性に、日々の食事は糖質制限4毒抜きで1日1600kcal以下、週に3回はジョギング30分以上してくださいね!って言いながら、呼吸が浅いですね、呼吸トレーニングも必要ですね!みたいな矛盾した指導はしません。

 

皆さんはどう思われますか??