・怪我をしやすい
・バランス感覚が悪い
・運動のコントロールがうまくいかない
・地図を見ながら歩くのが苦手
・自律神経系の問題を抱えている
・身体の左右の筋肉の硬さや、左右の関節のずれを感じる
などなど
これらは脳の左右差があることで起きている現象かもしれません。
脳に左右があることは多くの方がご存知だと思います。
例えば右の脳は左半身の動きや感覚を、左脳は右半身の動きや感覚を司る。というのは広く知られていることではないかと思います。
それ以外にも、右脳が強ければ感覚派、左脳が強ければ理論派という話もわりと一般的に言われていることですよね。
今日のタイトルである大脳ヘミスフェリシティとは、大脳が左右対称ではなく、それぞれが異なる役割を果たしている現象を指します。
これが、何らかの理由(手先を使う作業をしていない、屋外での活動を全くしていない、いつも座って近くを見ているなど)で大脳の働きに左右差がある場合に、一番最初にあげたような身体の不安定感や認知の問題なども起こってきている場合があります。
ひとつずつ説明してみます。
1. 大脳ヘミスフェリシティの基本
大脳は左右の半球に分かれており、それぞれ異なる機能を担当しています。
通常、左脳は言語処理、論理的思考、数学的能力などに関与しており、右脳は空間的な認識、感情処理、創造性などに関連しているとされています。
この機能の分担をヘミスフェリシティと呼び、左右の半球間の連携が複雑な思考や行動を可能にしています。
2. ヘミスフェリシティの研究の歴史
ヘミスフェリシティの研究は、20世紀初頭から始まりました。
1960年代には、手術により大脳の半分が切り離された患者の研究が行われ、左右の半球の機能差が浮き彫りにされました。
3. 言語と創造性の関連性
左脳が主に言語処理に関与するとされる一方で、右脳は創造性や芸術的な能力に関連しているとされます。
しかし最近の研究では、この単純な分担ではなく、言語と創造性は複雑に絡み合っており、一方の半球だけでなく、両方の半球が協力して機能している可能性が示唆されています。
言語処理が左脳に集中しているとされる理論は、主にブローカ野(前頭葉)やウェルニッケ野(側頭葉)などの特定の領域が言語に関与しているとするものでした。
しかし、最新の神経画像研究や脳損傷患者の研究により、言語処理には単一の領域だけでなく、複数の領域や両方の半球が関与していることが示されています。
同じように、創造性も右脳だけでなく、左脳との連携があることが分かってきました。例えば、新しいアイディアや芸術的な表現が生まれる際、左脳の論理的な思考と右脳の感情やイメージの処理が同時に活発になることが観察されているようです。
このような相互作用が、創造性の豊かな表現を可能にしていると考えられています。
両方が脳の異なる領域との連携や相互作用によって、左右の脳のバランスが取れ協力し合えていることは、私たちの豊かな認知機能や創造性の源になっているのではないかと考えます。
大脳ヘミスフェリシティは私たちの思考や行動に大きな影響を与えているということは、左右の不均衡さは冒頭に上げたような状態の根拠になっているかもしれない。
と考えると、エクササイズを左右に偏らせる技術はこれからますます必要になってくると思われます。
左脳
細部を見る
言語脳
理論的脳
細部の筋肉
ルーティンが好き
IQ
ポジティブ感情
衝動脳
興味、言語知性
淡々と話す
右側の身体
短期目標への行動
計算、言語
同じリズム
右脳
全体を見る
ボディランゲージ
直感、感覚脳
大きい筋肉
新しいのが好き
EQ
ネガティブ感情
安全脳、回避脳
共感脳
抑揚がある
左側の身体
長期目標への行動
無意識記憶
形、シンボルの認知
予測できないリズム
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2024年は大変な年明けとなりました。
被害に遭われた方の一日も早い復旧を心からお祈りいたしております。
お正月の朝、次男に「幼稚園から年賀状きてたよ〜」と声をかけると、「エンガチョ?エンガチョ?」とポーズつきでやっておりました。
千と千尋を繰り返し見ている影響です。
ネンガジョー
だよ。
4歳の長男は幼稚園で覚えてくるわらべうたで笑わせてくれます。
おてぶしてぶし
てぶしの中に
蛇の生焼けカエルの刺身
いっちょばこやるから丸めておくれ
いいよ
どーっちだ?(手に何か隠してる)
蛇の生焼け?!カエルの刺身?!
母はそんなにわらべ歌知らずに育ったので、令和の子に色んなわらべ歌や手遊び歌を教えてもらっています。