スタジオをお休みさせて頂き、愛する偉大なマリジョゼによる3日間の側湾症のワークショップに参加して来ました。
側湾症とは、3つ以上の連続した椎骨に変異(側方への移動や椎体の形状の変化など)が起こっている状態を指します。
(絵心がないということを世に知らしめたいわけではありません…ちゃんとした分かりやすい画像はググるとたくさん出てきます…側湾症 - Google 検索)
背骨は本来、身体に対して前後に湾曲がありますが、時に様々な原因(遺伝、習慣、事故や特発性のものなど)で、左右へ湾曲したり、ねじれが現れることがあります。
背骨が左右へ傾いたり回旋したままではバランスが取れないため、身体は背骨だけでなく時に骨盤や脚、首なども使って全身でバランスを取ろうとしていきます。
見た目に明らかな左右差がある場合もあるし、いつも右側の腰が疲れる、とか、左右の靴の底の減り方が違うとか、センターが取りづらいとか、何かしら左右の違いを感じる場合もあります。
背骨の両サイドでは、片方の筋肉や結合組織が固く縮まり、他方はオーバーストレッチの末に筋膜が厚くなり、筋肉は弱くなっています。
この状態のまま圧迫感を強めるようなエクササイズをしてしまったり、日々の習慣によって同じ動作を繰り返してしまうと、固い方はより固く、オーバーストレッチ側はさらに伸ばされ、側湾を助長してしまいかねません。
今回のワークショップでは、その状態をまっすぐに治すということではなく、よりよい代償のパターンを見つけ受け入れて動いていく、習慣を変化させていく方法を学びました。
毎日猫背で斜めの方向にあるパソコンに向かっていたり、同じ脚を組む癖があったり、一方向にしか動きのないスポーツをしている。ということも、側湾の原因になることがあります。
リラックスして仰向けに寝て、ご自分の身体をスキャンしてみて下さい。
足の重さは左右一緒ですか?
どちらか長く感じますか?
左右のつま先の向きはどちらを向いていますか?
お尻の重さは同じですか?
背骨には床との間に空間がある部分がありますか?それは呼吸をすると変わりますか?
腕の長さは?
頭はどちらかに傾いたり横を見ているように感じますか?
身体の中の感覚で探ってみると、何か気がつくことがあるかもしれません。
側湾や後湾などで横隔膜が固くうまく動けなくなっていると、横隔膜の穴を通っている迷走神経を圧迫するため、副交感神経が優位になれず、リラックスすることや心を落ち着けて集中力を保つことなどが難しくなったりするそうです。
また、身体の左右差は視覚や聴力など、脳の前庭系に影響があるとも言われており、また、身体がどのようになっているか、どう感じているのかという情報収集をしてくれている固有感覚、内受容についても働きかけをしていかなくては鈍くなってしまいます。
あのウサインボルトも側湾症があるそうです。
それでも彼は彼なりのパターンを学んで、世界最速、オリンピック3連覇という記録を打ち立てました。
側湾症と共に動く。
どんな身体も美しいからこそ、快適に過ごせる場所を一緒に探すことができたら嬉しいな、と思います。
いつも膨大な情報量と身体ってすごい!という感動、学ぶ楽しさを教えてくれるマリジョゼから得たものを自分なりにどんどん咀嚼して、明日からのセッションに生かしていきたいと思います!
明日からスタジオは通常営業です。
おやすみありがとうございました!
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