先日新潟県五泉市の子育て支援の一環として産後のお母さんに向けたピラティス体験会を開催させて頂きました。
体験会のレッスンをさせて頂いた時に、ほぼ全員が「肩こりがある」とお答えされていたので、肩こりの原因になりやすい抱っこの仕方について書いてみようと思います。
抱っこの仕方
ポイント①抱き上げる時
・赤ちゃんを自分に引き寄せた状態から立ち上がる
自分が赤ちゃんの方へ胸を寄せ、抱えてから身体を起こす
・自分で立てるようになっていて指示の通る子の場合は台など高さのあるものの上に立ってもらった状態から抱っこやおんぶをする
お子さんと自分の距離が遠い状態から持ち上げようとするほど、腰や肩への負担が増します
ポイント②抱いている時
・首座り前のお子さんの場合
頭を肘の内側で支え、背骨が丸くなるよう反対の腕でお尻を抱える
↓
両腕の左右の距離と赤ちゃんの体と自分の体が遠くなるほど手首や肩腰の負担が増します。
↓
右腕と左腕の幅がわずかに狭くなるよう、肩甲骨の間を開き自分のお腹に赤ちゃんをできるだけ近づけるようにします
・縦抱っこの場合
抱っこをしている時のお子さんのお顔はお母さんの肩より上
お尻の重さを逆手で支える
↓左手のひらが下向きです
・踵重心にならないように
↓
内くるぶしと外くるぶしの間あたりに体重が乗るようにする
↓
・片手で抱く場合
お子さんの頭が肩の上に乗る
↓
赤ちゃんを骨盤に乗せる姿勢は自分の体にとっても赤ちゃんにとってもあまり楽な姿勢ではありません
↓
反対の二の腕と胴体の間に挟める場合は挟むと楽です
↓
ポイント③下ろす時
・お子さんが地面に設置するまで自分も床やベッドに近づく
書いていて想像すると、これは股関節や足の使い方がうまくいっていない方や上半身の特に肋骨のポジションがうまく取れていないときつくなると思います。
出産時に帝王切開していたり会陰切開していたりする方はみんな難しくなってしまうので、やはりお母さんの身体のケアは必須なんですよね。
動画があるので公開しておきますね。
このブログを読んでくれている方にのみ2024年1月末日まで公開します。
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子どもを抱っこしているほどではない、通常(?)の肩こりについては以前ブログを書いているのでそちらも見てみてください。
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当日会場で最後にアロマオイルを嗅いで終わったのですが、何だか心も軽くなりました、とご感想を頂いて、分かる、分かるよ。と心底思いました。
お母さんの仕事って、肩や腰だけじゃなく心も重くなること多いじゃないですか。
そんな時に、ちょっとでも自分で自分を整えられる対応策を持っているって大事なんですよね。
それは他人との「それ分かる!そうだよね!」っていう共感でも、「こういう時はこうしてるよ」っていう情報共有でも、「だからこうなんだな」って納得感でも、なんでも良いんです。
とにかく自分1人で生きていた時の軽やかさとは違う今この瞬間を、できるだけ快適に、賢く強かに楽しく過ごしたい。
そんなふうに思います。皆さんはどうですか?
核家族で2児を育てながら仕事をするワーママが試行錯誤の奮闘しながら身に付けている思考や手法をラジオで配信しています。
もしよければ家事や寝かしつけのお供に、イヤホンなどでこっそり楽しんでください。