わたしたちが直立し、歩行するために必要な「足」。
前回は足が情報収集にすぐれているよ、という話をざっくり書きました。
足の中にはたくさんの骨がたくさんの靭帯や筋肉、関節によってつながれ、神経システムはわたしたちが直立し、水平を保つために常にネゴシエーションをしてくれています。
立つ、歩く、といった動作をわたしたちは自然と覚えて何気なく行っていますが、それができるのは足の強さ、柔軟性、そして張力のある構造のおかげなのです。
強さがなければ荷重を支えることができず、かといって可動性と張力がなければ衝撃吸収することも効率よく踏み出すこともできません。
また足は身体の土台として、その上にあるものたちのアライメント(並び)に深く関わりがあります。
足の爪が痛かったとして、そうするとそれだけでいつもと違う歩き方になったりしませんか?爪の先だったとしても、足がバランスを崩すとその上にあるものたちも大きく影響を受けていきます。
逆に言えば、足のアライメントを整える、上手に使えるようになるというのは、全身に良い影響を及ぼすということも言えますよね。
〈アーチ〉
安定性があって効率の良い構造を持つ足には3つのアーチがあります。
1.内側アーチ
第一中足骨頭から内側楔状骨、舟状骨、距骨、踵の後ろ側
→床についているのは第一中足骨頭(拇趾球)と踵
アーチは靭帯と筋肉によって維持され、歩く時、床をプッシュオフして押し出す時にはウインドラスメカニズムという機能でアーチは高くなります。踵を接地するときにはアーチは伸びて、衝撃を吸収してくれます。
2.外側アーチ
第五中足骨頭から立方骨、踵の後ろ側
→床についているのは第五中足骨頭(小趾球)と踵
内側アーチよりも固いレバーとして、プッシュオフの推進力として働きます。
3.横アーチ
第一から第五中足骨頭、内側楔状骨から立方骨
→アーチの天井は第二中足骨頭、中間楔状骨
ダンサー、ハイヒールをよく履く人は横アーチが落ちてきて、外反母趾や中足骨の骨折などの怪我にもつながります。
アーチの構造はそれ全体で効率よく、弾力性のあるリバウンドのシステムとして働いてくれています。
またこの足のアーチが働けることは、骨盤底筋の弾力性にも影響し、内側アーチが落ち、偏平足のようになっている方は骨盤底筋も固くしていることが多く、逆に回外足といってアーチが高くなりすぎている場合には衝撃吸収を足でできず、足のアーチの代わりを骨盤底筋が行わなくてはならなくなり、弱くなっていると考えられます。
〈スパイラル〉
足首を捻挫してしまう時、足は前足部と後足部が同じ方向に過度に回りすぎることで靭帯などを痛めてしまいます。
足の中には安定性と効率性を高めるスパイラルの構造があり、これがうまく働くことで捻挫のような怪我を防げるだけでなく、機能的に足を使うことができるようになります。
とてもシンプルにしてあります。青い線はスパイラルの軸です。
スパイラルはここだけにとどまらず、脚、股関節から頭までつながっていくと考えることもできます。
まだまだ書きたいことがたくさんありますが、とりあえず今日はここまで!
また書きます…書きます…書きます。
(自分へのプレッシャー)
足の中で起きていることに注目すると、ドミノ倒しのように上の方まで変化が起こるから面白い。
考え始めると歩けなくなっちゃいそうなんですが。。
足は感覚を感じることに優れた場所なので、練習して感覚を覚えてあげれば、きっと変化できそう!
--------------------------------------------
環ROYさんの新曲が、楽曲もMVも大好きでした。
数年前一緒に舞台で踊っていたしずかちゃんと、島地さんのダンスもとても素敵。
靴の中でも足が動いているのがイメージできるダンス。。
--------------------------------------------
新潟市中央区プライベート専門マシンピラティス | StudioFuu
【営業日】
月 10:30〜21:00 Hitomi
火〜金 9:00〜21:00 Yukiko
土 9:00〜18:00 Yukiko
【定休日】
日曜、第5週目
【グループクラス】
効果的に練習する方法と6月のクラス予定 - Yukikoのブログ
6/25.7/9.7/23(日)
9:30〜10:45 はじめてのヨガ(Megumi Mashimo)
11:00〜12:00 ピラティス入門(Yukiko)