「背骨を伸ばす」と聞いて、どんなことを想像しますか??
胸を張って、顎を引いて、腕は気をつけ!お尻と膝に力を入れて!
みたいな感じを想像されたとすると、ちょっと違うやり方をご紹介したいと思います。
その名も…
「重心を見つける」
どういうこと??
と思われると思いますが、一緒にやってみましょう。
椅子などに座っても、立っていてもどちらでも構いません。
最初は床に座るより椅子に座る方がおすすめです。
立位の場合はやや足を開いていた方が重心を見つけやすいです。
①お腹と腰に手を当てます。
その中心はどこでしょう??
手と手の間を探してください
②お腹の手を胸に当てます。腰の手はそのままで
その中心はどこでしょう??
手と手の間を探してください
見つけたら、その場所に向かって少しだけ背骨を寄りかからせます(お辞儀方向です)
③頭の上の天井までの距離と、背中の後ろの壁までの距離を感じて下さい
つむじと背中に目があるつもりで
以上です。
お腹に少し力が入り、背中側はリリースを感じているといいなと思います。
がんばってます!!!って感じにはなっていないんじゃないかな。
座っていた方はお尻の後ろより太ももの方に、立っていた方はやや足首の前側に体重がかかったんじゃないかなと思います。
これで背骨が伸びたとは思えない??
まだまだ他の要素ややれることはたくさんありますが、うまくいっていれば多分ちょっと伸びてると思いますよ!
これを解説すると、骨盤と肋骨の重心を垂直に並べてあげているイメージです。
身体は硬直した構造物ではなく、重力の影響を受けて縮んだり伸びたりできる性質があります。
もしも肋骨と骨盤のエリアの重心が縦にならんでいなかったら、それぞれのエリアの下に向けて重力がかかるので、その分それぞれのエリアで下側が潰れてきてしまいます。
でも、それが縦に並んでくれると、上側の重さは身体の一部ではなく床に向かってストンと下ろすことができます。
すると身体はどこも押し潰される必要もなく、楽に伸びていられるというわけです。
これができるとお腹の筋肉が少し感じられ、腰骨のエリアでは多裂筋という筋肉も準備が整っているはずなので、ここから少し股関節の体重移動するだけでもエクササイズに入れます。
ぜひお試し下さい!