3月末生まれの4歳長男は4月から年中さんになりました。
もう年中?!?!
シンジラレナイ…
元癒し系次男2歳も絶賛イヤイヤ期で、長男こんなに理不尽イヤイヤ言ってたっけな?と思うけど、過去の記録を見ると言ってたみたいです。
大変なことって一瞬で忘れるもんです。
最近のブログが難しすぎる、とよく言われますので、今日は家族の話を…。
長男はシュタイナー教育の幼稚園に通っており、その特徴の一つに色んな行動をするときに歌を歌う、というのがあります。
朝の集まりの時間に、トイレに行くときに、絵本を読むときに、輪になって集まるときに、お片づけの時に、ご飯の前に、お別れの会の時に…
毎日幼稚園で覚えた歌を家でも口ずさんでいるのですが、私のお気に入りをひとつ。
朝の会でみんなで集まって輪になると、先生がアロマオイルを一人一人の小さな手につけてくれるんだそうです。
その時の歌が
おひさまの
しずくです
いいにおい
うれしいね
おててとおててを合わせてごらん
光の匂いが
みつかるよ
(長男の歌詞なので本当は違うかも…)
そして、
先生が一人一人の手を握りながら
優しい優しい手になぁれ
働き者の手になぁれ
と唱えてくれるんです。
年少になったばかりの頃、新生活でまだ不安定だった長男はその匂いを嗅いで、いい匂い。ママにも嗅がせてあげたい!
と言ってくれたそうで、夕方預かり保育にお迎えに行くと、担任の先生が、お母さんにも特別に、と私と息子に「おひさまのしずく」をやってくれて、嬉しくて泣き崩れそうになった…という思い出があります。
神経学や解剖学や人体の不思議を学んでいて、わぁすごいと思うことが相変わらず多い人生ですが、こうして日々の生活の中にもたくさんの驚きと学びがあって、むしろそちらからの影響を強く受けていると感じる日々です。
子どもたちはそれぞれに個性があって、自分の子であっても他者だし、まだ小さな彼らを尊敬する面もたくさんあります。
子どもを通じて学んでいることがとても多い。
優しさ、温かさ、楽しさ、嬉しさ、ネガティブなことも難しいことももちろんあるけど、人の持つ明るい側面、温かい側面を感じやすいのが、乳幼児期の今なんだろうと思います。
人生って、学生〜新社会人までで終わりじゃない。
小さな子供を育てていると、やれ、字が読めた、英語が〜、数字が〜、スポーツが〜、集中力が〜、達成することが〜、などなど、短期的に結果と結びつけたくなるようなコンテンツをよく見かけるけど、死ぬまでが人生なんだから。
そんなことで人生決まらないでしょ、と思うので、今自分で自分を育もうとする小さな我が子を、黒子となってサポートしていくこと、家族として今の時間を楽しんで、たくさん日常に思い出を作ることを目標に毎日過ごしています。
ポケットから出てくる、小石やしおれた花びらや松ぼっくりや枝葉。彼らのアンテナに引っかかって、持って帰りたいと思った「宝物」。
ポケットから取り出して、これが素敵って思ったんだなって見てると尊い気持ちになる。気付かず洗濯するとげんなり泣きたくなる。
家族が寝静まっている早朝に起きて、さぁ昨日の続きを勉強できる!とウキウキしながら布団を出て、PCに向かって脳みその勉強するのも楽しいけどね。
私の中では、なんだかつながるんですよね、おひさまのしずくの温かい気持ちと、脳神経や身体のことが。
ではまた!