右手を動かしてテーブルに置いてあるコップを取ろう
- 左の大脳皮質は、左の大脳基底核にどうやって右手を動かせばいいかな?と聞く
- 左の大脳基底核が動きの設計図を左の大脳皮質(前頭葉の運動野)に送り返す
- 左の前頭葉が皮質脊髄路(脊髄と末梢神経)を通じて右手へ動きを送る
→この遠心性繊維は前頭葉から出る指令のうち10%
- 左の前頭葉は同時に同じ設計図を右の小脳に送る
- 小脳は右手動きのチェックをして、動きが違っていると前頭葉に「設計図を作り直しなさいよ」とコミュニケーションをとって、動きの細かい調整を行なっている
- 大脳皮質(前頭葉)からの遠心性繊維の90%は、左の脳幹の働きを調整している
- 皮質からの遠心性繊維90%の、更に90%は、脳幹の中でも同側の橋延髄網様体(PMRF)を活性化する
→PMRFの働きは、筋肉のトーンの調整(動いている側よりも、動いていない側の安定が身体全体の協調した動きを作るから)。血圧の抑制(動いている側に血流を送らなくてはならないから)
結果、右手でコップを落とすことなく持ち上げることができる。
複雑なシステムを無意識に使いこなして日々生活してるのが私たち人間。
要点をまとめると
- 動きや感覚は反対側の大脳皮質が司っている
→右半身は左脳、左半身は右脳
- 大脳皮質からの指令の内10%は脊髄を通じて「反対側の身体をどうやって動かすか」指令を送っている
- 大脳皮質からの指令の内90%は同側の脳幹を通じて「身体を動かす側ではなく、安定させる側へ」入力している
- 小脳は同側の動きのモニタリングをして、動きの修正の必要がある時に反対側の大脳へ「動きを修正してください」と指令を出す
- 左右で身体を考えていくことの大切さ
ピラティスに生かす
左を上にした側臥位だけ苦手な場合
考え方①
上側(左・ジェスチャー側)ではなく、下側(右・安定側)に問題があるのではないか?
- 右の安定を作るのは右のPMRF.PMRFに入力するのは右の大脳皮質
- まず右の大脳皮質の刺激を増やしてみる
- 座位や立位や仰臥位など安定しやすい場所で、左半身の感覚(さする、揉むなど)や左半身の運動(片手のアームサークルや股関節の動きや手首足首など)をしてみる
- 右の大脳皮質の刺激を増やしてから、もう一度側臥位で最初のエクササイズをやってみる
考え方②
上側(左・ジェスチャー側)の小脳の働きが落ちて動きの修正がうまくいっていないのではないか?
- 左の小脳が左半身の動きをモニタリングして修正している
- 左の小脳を活性させるエクササイズをしてみる
- 立位でバーなどにつかまりながら、左足でターゲットの周りで円を描くなど
- 左の小脳の刺激を増やしてから、もう一度側臥位で最初のエクササイズをやってみる
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本をよく読むんですが、家じゅうにあって、リビングに、寝室に、キッチンに、カバンの中に、読みかけの本を置いてあります。
1冊の本を読み切らずに、色んな本を読みかけで置きっぱなしにして、その近くにいる時に開くパターン。
なので、何の話だっけ?と戻ることも多々なのですが、この方法で大体月に4.5冊読んでいるかなと思います。
多読の方には鼻で笑われるような量だし、内容も二度目に読んでも新鮮な驚きがあるくらい頭に入っていないけど、全く読まないよりは何か人生に良い影響を与えられていると思っています。
特に最近強く影響を受けたのがこちらの本
この本を読んでから、子どもが泣く姿を見て、ちゃんと自分を出せている、と安心できるようになったし、泣いていいんだよ、「悲しい」「怖い」「悔しい」「分かってほしい」…って気持ちが涙になって出てきているんだね、と、君の持っている感情はこういう風に表すんだよ、と言葉にして伝えられるようになった。
でも多分多くの親は子どもが泣くことを肯定的に捉えられない。
この本を読むと、感情を受け止めていくことがその後の成長にどれほど大きな影響があるか分かるけど、そんな大切なことならば、どうして子供の泣きに親は本能で「不快」を感じるんだろう。
と思考を巡らせているうちに、赤ちゃんは泣くことでしか伝えられない、だから親の不快な感情を刺激することで自分のお世話をしてもらうようになっている。みたいな話があったよな。と思い出しました。
不快感刺激しないで、快感刺激されていたら、泣き声聞きながら「いい音~ダンスでもしようかしら」ってなったら赤ちゃん困るものね。
2年前くらいのブログを遡って読んでいて、追い詰められていたころを思い出し、よく頑張っていたけど、あの時このままじゃ私病気になるって本気で思っていたなと思い出した。
昔から読書は好きでしたが、ピラティスの勉強を始めてからは少し読書から遠ざかっていたけど、あの時をきっかけにまた本を読むようになって、色んな考え方を知り、自分の生活に生かすことで、楽になったことが本当に多いと気づきました。
まぁ…0歳1歳の年子の世話しながら仕事していた頃には無理でしたけどね。
いつの間にか癒されていた自分。本からの影響も大きいです。